アメリカで高額医療費の支払いに困ったら

moneyunder30(若い人達の投資、クレジット、債務返済計画等の金融指南サイト)で、5月6日、パティ・ランべルティ氏が目ん玉が飛び出るような医療費を請求された場合の対処法を記した。

                                          

米国では、一つの疾病、事故や妊娠等で、医療費が簡単に1万ドル(約110万円)台に乗ってしまう。

たとえ、保険に加入していても驚くような請求になることがある。

そんなとき請求書を無視し、ほったらかしたくなるのもわかるが、結局はあなた自身が、支払わなければならない。

請求内容が正しいかどうかチェック

医療費が異様に高い一因に、請求システムが混乱していて、多くの請求ミスがある。受けてもいない治療費用が請求されていたり、朝一に退院した日まで入院日数に含まれていたりする。

決してクレジットカードで医療費を支払ってはいけない

クレジットカードは金利が高い故、終わることのない支払いサイクルに陥ってしまうことがある。そうなれば、クレジットカードの信用評価においても、良い影響を及ぼさない。

返済可能な支払計画の交渉

ノースショア大学ヘルスシステムのフィナンシャル・カウンセリングのマネージャー マーシー・クアトロチ氏は、「無利子の支払いプランはある。ただし、明細書に金利が微細に書かれていたりすることがよくある」と述べた。

医療機関にもよるが、毎月返済可能な金額になる様、支払計画について交渉することが可能だ。

一旦あなたが返済可能な支払い返済協定に同意したら、文書にすることを確認すること。 協定文書を受け取るまで、決して支払いをしないこと。

余裕があれば、一括払いで割引く

30日以内に一括払いという条件で、10%割引が可能な場合がある。一部の専門家は、それ以上に割引を求めることを提案する。

交渉のための武装の一環として、政府刊行のヘルスケア・ブルーブックを用いて、同一の治療内容について、近隣の病院の料金と比較参照することができる。過請求であれば、値下げすべきだと主張できる。

コレクション・エージェンシー(債権回収代行の専門会社)対応

コレクション・エージェンシーは、不当な回数の電話督促をしてはならない。午前8時前、午後9時以降に電話をすることもできない。

コレクション・エージェンシーに仕事中に電話しないように頼めば、彼らは仕事中に電話することができない。

特筆すべき理由なく、あなたを訴えると脅すことはできない。

支払をしないことで、犯罪を犯したなどと言えない。

他人(委託弁護士や配偶者を除く)にあなたの借金について漏らすことはできない。

コレクション・エージェンシーがあなたを脅すことは許されない。

脅されたのであれば、あなたは訴えることができる。 そのため、コレクション・エージェンシーとの電話を録音し、出来事をメモしておくことだ。

(moneyunder30.com)

https://www.moneyunder30.com/paying-medical-bills-you-cant-afford

踏みとどまってほしい日本の医療保険制度

日本においては、健康保険の自己負担は3割(75歳以上が1割、70歳から74歳及び義務教育就学前が2割)だ。

医療機関等で1カ月に支払った自己負担額が限度額を超えた場合に、超えた金額を支給する高額療養費制度(高額療養費の限度額は、年齢や世帯の所得状況によって異なる)もある。

高額療養費で注意すべき点は、医療費が一月単位で計算されることだ。入退院が月をまたいだ場合に、医療費が二分される。それぞれの月で限度額に達しなかったため、高額療養費の給付を受けられないケースがあるのだ。

日本は、先進的な医療を取り入れる混合診療(保険診療と保険外診療の併用)を原則として禁止している。

混合診療は、原則自由診療となり保険が効かない。混合診療を認めてしまうと、患者に保険外の請求を行うことが普及してしまい、結果的に医療費も増大していく恐れがある。

安全性や有効性が確認できていない治療が、保険診療と同時に施されることの結果に対する訴訟リスクもある。

我が国の医療保険制度は、自己負担割合が漸増しているとは言え、アメリカのように支払い能力をはるかに超えた医療費をいきなり請求されることもなく、とてもありがたいものだ。

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