カルロス・ゴーン氏 いかに国外脱出?

CNNビジネスニュースで、12月31日、ジャック・ガイ氏がカルロス・ゴーン氏のミステリアスな出国について記事にした。

(cnn.com)

カルロス・ゴーン氏は、どのようにして3つのパスポートを使わないで日本から脱出したのだろうか
確固たる事実がないため多くの憶測がある。レバノンのメディアで提起された突拍子もない方法の中には、「カルロス・ゴーンは自宅でグレゴリオ音楽アンサンブルの独奏を行った後、楽器用に設計された箱で密輸された」というものもあった。
ゴーン氏の逃亡はもっと平凡なもので、「偽造パスポートの助けを借りて逃れたのではないか」とフランスの新聞「レ・ゼコー」は報じている。ゴーン氏が「強硬な日本の司法制度を攻撃する声明」の中で詳しく述べなかったとしても、このような脱出には、相応の資源と入念な計画が必要だっただろう。ゴーン氏を代表する弁護士の弘中 惇一郎氏は、脱出には大きな組織の助けがあったに違いないと述べた。
確かにゴーン氏は東京で監視を逃れたわけだが、ゴーン氏は過去に変装をしている。保釈金を払って釈放され、刑務所を出るときにメンテナンス・ワーカーの作業着で法廷を出たのた (変装は成功しなかった)。
ゴーン氏がどのようにして日本を離れたのかという問題が出てくる。ウォールストリート・ジャーナルによると、ゴーンはトルコ経由でレバノンに渡った(仏レ・ゼコー誌に確証された)。航空機追跡サイトの「フライトレーダー24」データで、大阪からイスタンブールまでプライベート・ジェット機の飛行、そしてイスタンブールからレバノンに別便が飛行したことが裏付けられた。
日本を出発する方法はともかく、家族をブラジルから移住させた後に育ったレバノンへの到着は予想以上にありきたりなものだった。 月曜日の夜明けにベイルートに到着したゴーン氏はレバノン人を驚かすことなく上陸した。レバノン外務省は、国営通信にゴーン氏が合法的にレバノン入りした旨の声明を述べた上で、日本を出発してからベイルート入国に至る状況は不明で、この件についてはすべて私的な問題だとしている。 (以降略)
  https://edition.cnn.com/2019/12/31/business/ghosn-escape-japan-tps://edition.cnn.com/2019/12/31/business/ghosn-escape-japan-lebanon-scli-intl/index.html lebanon-scli-intl/index.html

経営および財政面で瀕死の状況だった日産自動車を立て直し、フランスから来た英雄だったカルロス・ゴーン氏(フランス・ブラジル・レバノンの3つの国籍を有する)、リストラの段階で次々と大ナタをふるう様からコストカッターとも呼ばれ、並外れた外国人経営者として強い印象が刻みこまれました。

短期間で日産自動車を立て直した手腕から、2003年にはフォーチュン誌が「アメリカ国外にいる10人の最強の事業家の一人」に掲載したほどです。

ところが、2018年11月19日に東京地検特捜部はゴーン氏らを逮捕し、金融商品取引法違反容疑による強制捜査に乗り出したのです。東京地検特捜部は「ゴーン氏が当時日産の代表取締役を務めていたグレッグ・ケリー氏と共謀し、有価証券報告書に報酬を過少に記載した疑いや投資資金や経費を私的に流用した特別背任容疑」の疑いで4回逮捕していましたが、保釈金15億円を支払うことで身柄が解放されていました。

今回の脱出により、東京地方検察庁はゴーン氏の保釈取り消しを請求し、東京地方裁判所は保釈の取り消しと保釈金15億円の没収を決定しました。

日本はレバノンと犯罪人引き渡し条約(当条約を結んでいる国はアメリカと韓国の2カ国のみ)を締結していないため、レバノンの了解なくゴーン氏が日本に送還されることはありません。ゴーン氏が帰国しない限り、立件する数々の容疑について裁判の行方もまったく見えなくなってしまいます。

ゴーン氏の脱出経路を確証した「フライトレーダー24」は、飛行中の民間航空機の現在位置をリアルタイムで表示するグローバルな飛行追跡サイトです。1200社以上の航空会社からの18万便以上の便を追跡し、世界中4,000以上の空港からの飛行位置・発着等を24時間リアルタイムで表示しています。

フライトレーダー24 https://www.flightradar24.com/31.21,125.29/4

本件に関連し、気になったツイートを以下に紹介します。

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