コロナ対策引き締め直すとき?

連日、新型コロナウイルスの新たな感染者が全国で報告され、特に東京では7月23日過去最多の366人を記録しました。

わが国では今年に入って新型コロナウイルスの流行が始まり、政府は3月2日、全国小中学校の臨時休校を要請しました。

WHO(世界保健機関)がパンデミック(世界的大流行)と発表(3月11日)した2週間後の3月24日、東京オリンピックの延期を決定しました。

その後4月7日に新型コロナウイルス感染緊急事態宣言を発令し、5月25日に新型コロナウイルス感染緊急事態宣言を全面的に解除しましたが、ここにきて再び感染者の増加が見られます。

安倍首相は7月24日、記者団に対し「再び緊急事態宣言を出す状況ではない」とし、病院や高齢者施設での検査能力の強化や高齢者などへの感染防止に万全を期す考えを述べました。

感染症対策専門家会議の廃止(6月24日)が西村康稔経済再生担当大臣によって突然告げられた後、新型コロナウイルス感染者数が増え始めたこと。接待を伴う事業者への自粛要請はあるものの補償が伴わなかったり、警戒レベルを上げたり下げたりする基準が明確でなかったり、見切り発車のGoToトラベルなど場当たり的な対応が目立ち迷走が続いています。

わが国とは対照的にコロナを制圧している国があります。わが国も「徹底した水際対策の台湾」や「感染流入の兆候を見逃さない北朝鮮の毅然とした対応」を認め、初心に戻る時ではないでしょうか。

徹底した水際対策の台湾

陳建仁副総統、陳其邁行政院副院長らの公衆衛生の専門家がコロナ対策の陣頭指揮をとりました。感染者や感染の疑いのある人たちへの14日間の隔離義務、そして隔離期間の所得補償を行いました。

マスク製造装置を政府が買い上げ、民間企業に委託し生産を増強、マスク不足によるパニックを事前に回避しました。

子供たちの登校時には、学校正門で検温を実施、熱があれば入校できず即時病院に収容、発熱や症状の疑いのある生徒は、休んでも欠席扱いにしない措置をとりました。

2月下旬にダイヤモンドプリンセス号から乗客が解放されたとき、日本政府の対応は「2週間の検疫を終え、今回下船が許された乗客は最終的な検査で陰性判定が出ているのだから、下船は問題ない。公共交通機関で帰宅しても良い」でした。

ところが、台湾では帰国する飛行機のなかでのトイレも禁止し、オムツで排便・排尿をさせ、感染が疑われる人々も徹底して隔離しました。これら水際対策の徹底、適切な初動により、街をロックダウンすることもなく、事業者も概ね営業を続けることができています。

コロナ感染者数ゼロ(0)を連日、更新しています。まさにコロナ対策のお手本といってもよいでしょう。

韓国のDongA.comの総合ニュースで、7月26日、東亜ドットコムのキム・ジンハ記者が北朝鮮で脱北者にコロナウイルス感染の疑いが生じ、厳戒体制が発動された状況について次のように記しています。

開城市、金正恩(キム·ジョンウン)が完全封鎖「コロナ疑惑の脱北民が帰郷」

北朝鮮で新型コロナウイルス感染症の疑われる患者が発生し、北朝鮮の金正恩国務委員長が25日、労働党政治局の緊急拡大会議を招集し、国家非常防疫体系を最大緊急体制に転換することを決定した。

26日、朝鮮中央通信は26日、「開城市で新型コロナウィルスに感染したと思われるベトナムへの逃走者が境界線を越えて、7月19日帰郷する非常事態が発生した」と明らかにした。

朝鮮中央通信は「不法帰郷者の上気道分泌物と血液の数回検査を行った」とし、「悪性ウイルス感染者と診断できそうな釈然としない結果が出た」と説明した。そのため「彼を徹底的に隔離し、この5日間に開城市内で彼と接触したすべての対象者と開城市経由者を徹底的に掌握し、検診・隔離措置を取っている」と伝えた。

金委員長は関連報告直後の24日午後、開城市を完全に封鎖し、区域・地域別に隔離させる先制的な対策を取ったと、朝鮮中央通信は明らかにした。この日の会議では、国家非常防疫体系を「最大非常体制に移行すること」の党中央委員会政治局決定書が満場一致で採択された。

金委員長は「すべてが緊急事態に直面した現実を厳重に受けなければならない」とし「非常防疫指揮部の指揮に1つのように絶対服従して動く秩序を維持し、各級党組織が自己の機能と役割を完璧に発揮すること」を強調した。

伝染病防疫体系が脆弱な北朝鮮は、新型コロナウィルスの発生に今年1月、国境を封鎖するなど水際での遮断措置を行った。それにもかかわらず、新型コロナウィルス罹患の疑いがある患者が発生し、全住民に対する統制と監視がさらに強化されるものと予想される。 (後略)

(Donga.com) https://www.donga.com/news/Politics/article/all/20200726/102155639/1

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