北の美人局と子だね作戦

Bun Grace Darling Beauty Kick The Baby Niunia

朝鮮日報のポータルサイトChosun.comのオピニオンで、8月21日、アン・ヨンヒョン論説委員が、北朝鮮の美人局、近年の子だね作戦の紹介をした。

8月16日の北朝鮮による短距離弾道ミサイル発射を批判したパク・チウォン議員(南北対話に長年貢献)に北朝鮮国営朝鮮中央通信が異例の罵り声明を出したことから、美人局やコンプロマート(弱み、信用を失墜させる情報)の背景がちらついたようだ。

コンプロマート(kompromat)というロシア語がある。盗撮や盗聴器などを利用して有名人の弱点を握り、脅迫する工作を意味する。

ソ連時代に、クレムリン宮殿に近いあるホテルではベルボーイ・料理人・清掃夫まで皆がKGBのために仕事をしたという。こういう所で不適切な言動により、弱みを握られやむを得ずソ連のスパイとなった外国人政治家・企業家は一人や二人でない。

トランプ大統領も2013年モスクワホテルで女性たちとみだらな行為におよんだところを盗撮されたという噂で、大統領選挙の時に大変な苦労をした。

台湾法務省は2009年、中国を訪問しようとする官僚らに美人局警告令を発した。

当時中国と台湾の雪解けの雰囲気に乗って中国に押しかけた台湾公務員の中に、お酒と女に溺れて機密を漏らしたりスパイとして抱き込まれるケースが続出したためだ。

台湾国会議員補佐官は、中国での現場を暴露するという脅迫に総統部図面などを中国側に渡し、逮捕されることもあった。

このような工作においては北朝鮮が、中国やロシア顔負けの活躍をする。

英国テレグラフは2014年エリート脱北民を引用して「北の子だね作戦:seed-bearing program」を使うとした。

北朝鮮を訪問した外国人に、魅力的な女性通訳や女性案内人をつけて、性的な関係を持たせた数ヶ月後に「あなたの子供を身ごもった」と通告するのだ。

お酒を思う存分飲ませて、失言を誘いだす手法も用いる。

一度ひっかかれば身動きもできず親北朝鮮要人になるという。北が何をしても手をたたいて、経済協力や対北朝鮮支援を推進するように仕向けられる。

北朝鮮の工作にすべての人がひっかかるわけではない。

ある宗教家は宿舎に女性が入ってくるとすぐにその写真を撮って「北当局が送りこんできた」という陳述をこっそりと録音し、後に北側に抗議したという。

北が渡す酒を飲んで直ちにトイレで吐き出す方法で正気を保った人もいる。

前職で情報当局者は北朝鮮を訪問する人々に必ず「女・お酒・言葉に気をつけなさい」との注意を与えると述べた。

8月18日、北朝鮮が2000年南北首脳会談の主役であるパク・チウォン議員に向かって「無作法な醜者、哀れなほど媚びを売っていたこの芝居屋」と卑劣な言葉を降り注き、「恩知らず」とも罵った。

最近の北ミサイル挑発を批判したパク・チウォン議員は侮辱されても「そんなこともあろうと笑い流す」と述べた。

老練なパク・チウォン議員が、北のコンプロマートにひっかかったことはないだろう。今後は北の挑発を笑い流さず、正しい対話を期待する。

(chosun.com) http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2019/08/20/2019082003315.html

コメントを残す

あなたのメールアドレスは公開されません。必須項目には印がついています *

CAPTCHA