
RFA(自由アジア放送)サイトで、5月2日、ワシントン-チャン・ミョンファ氏が自ら司会を務め、韓国の環境民間研究所のペク・ミョンス所長、マレーシアの環境活動家と交わしたプラスチックごみ問題についての討論の模様を公開した。
外貨稼ぎと燃料問題解決の二兎
ペク・ミョンス所長が、最近ある消息筋から聞いたことによれば、北朝鮮は「ごみをリサイクルし燃料を生産する設備」のためロシアと交渉を始めるらしい。
北朝鮮が他国で処理困難なごみから、リサイクル可能なものを有償で引き受ける計画で、外貨稼ぎと燃料問題解決の二兎を期待しているようだ。
マレーシアやタイなど東南アジア諸国でもプラスチックごみ輸入禁止の動き
長年、世界の廃棄物最大輸入国であった中国が昨年、突然、輸入禁止措置を取った。これによって行き場を失った先進国の廃棄物が東南アジア諸国に集まりながら問題が拡大していった。
次第に東南アジア各国の環境意識が高くなり、ごみ問題解消のために、積極的に動くことを決めた。たとえば、マレーシアの場合、先進国から密輸入されたプラスチックごみが多量に摘発され、これを積み戻すことを決めた。
マレーシアは今年に入って148の不法プラスチック処理施設を閉鎖し、「世界のごみ溜め」にならないと宣言したのだ。
朝鮮半島は世界のごみ溜めではない
こんな状況で、北朝鮮が外貨稼ぎのために世界各国からプラスチックごみを輸入したら、朝鮮半島がまさに「世界のごみ溜め」になってしまう。
南北韓住民たちの生活の質向上と、朝鮮半島環境保護の視点で、ごみ問題を解決する方策を模索するしかない。 プラスチックごみのりサイクルをどのように行うかが重要ではなく、ごみの排出量自体を減らすことが何より重要であると、ペク・ミョンス所長は結んだ。
(rfa.org)https://www.rfa.org/korean/weekly_program/environment/environmentnow-05012019161823.html
北朝鮮にそんな動きがあるとは、実に興味深い!
意外に世界の役に立つ国に変貌するチャンスかもしれませんね。
まつばやしさん
初めまして。コメントありがとうございます。たしかに廃プラ受け入れに対する需要は高そうです。
まつばやしさんの
北朝鮮が「世界の役に立つ国に変貌するチャンスかも」との視点、面白いですね。
それにしても、この記事を読み、人間というのか人類というのか、このものたちは何処まで罪深い存在になってゆくのだろう、なんて考えてしまうのです。
海にはすでに旅客機何千機分(いや何万機分だったか)のプラスチックが浮遊している、とあるテレビ報道番組は報じていました。
ほんとうに罪深い。ウミガメがビニール袋を間違えて食べ、死んでいくそうですね。