大統領選挙結果から環境問題に朗報

環境問題(絶滅危惧種、気候変動、汚染等)のニュースサイトであるRevelatorの編集者ジョン・R・プラット氏が、11月5日、アメリカ大統領選挙とその後の課題について環境面から切り込みました。

現時点で、バイデン氏の勝利確実が報じられているため、環境問題を重視する人々には民主党のバイデン氏勝利は良い前兆となります。

2020年の選挙シーズンから7つの環境対策

最終投票を待っている間であっても、いくつかの重要なテーマがはっきりしている。 (前略)

1 気候変動の到来

実際の政策論争がなかったにもかかわらず、実際に言うと、これはアイデア(発想)の選挙ではなく、むしろイデオロギー(政治観念)の争いだったのだが、気候変動は予想外のありがたい役割を果たした。それは最初の大統領討論会における、未発表の気候問題から顕著に始まった。

その後、いくつかの政治広告が気候を問題として、民主党員の中には気候問題に反対する者もいた。気候に関するスピーチだけを見ることはなかったがバイデン氏とハリス氏は、選挙運動の最後の数日間に何度か取り上げ強調した。

気候変動の本当のリスクが、人々を世論調査に駆り立てるのに役立った。先月行われた調査によると、アメリカ人の58%が気候変動の脅威について「非常に懸念している」または、「やや懸念している」のどちらかであった。

これには当時バイデン氏を支持していた有権者の90%が含まれていた。バイデン氏とハリス氏はそれについて話しかけ、有権者は耳を傾けた。

人生の教訓: 人々の生活に影響を与える問題について話し、真剣に考えるとき、彼らはあなたに耳を貸します。

気候変動対策に対するこの支持の高まりは、トランプ氏が最終的に再選に勝ち、今までのように気候変動を無視し続けるならば1月から国際舞台で、そして2022年の世論調査でしっぺ返しを食らうことを意味する。しかし、この選挙では進歩的な民主党員からさえも、絶滅の危機は、実際には何の役にも立たなかった。

2 忘れられた危機

今回の選挙では民主党の進歩派さえも、「絶滅の危機」を俎上に載せることはなかった。新型コロナウイルスの発生における野生生物売買の大きな役割を考えると、生物多様性の保全は今後の主要な政策イニシアチブとなる必要がある。

幸運なことに、多くの環境保護団体がキャンペーン期間中にこれを重要な呼びかけとしたので、バイデン氏が次期大統領になれば、ある程度の進展が期待できる(そうでない場合は、絶滅危惧種法や他の野生生物政策に対するトランプ攻撃の増加を期待)。

3 平等

人種的不平等は選挙の主要なテーマの一つだったが、候補者たちはこの国の政治的、社会的不安の最大の要因である所得格差を主張することほとんどなかった。私たちがすぐに劇的な行動をとらなければ、それはプライドボーイズ(アメリカの極右グループ)、Qアノン陰謀マニア、そして彼らの過激派達にさらなる力を与えるだろう。

それは家畜牧場、公有地の保護、環境正義などの環境問題に波及するだろう。 幸いなことに、大統領選挙討論会と副大統領の討論会、そして民主党の候補者自身は、人種差別、LGBTQA+(LGBTにQueer・Questioning、Asexual・Ally、Gender Queerを加えた用語)の権利、女性の権利など、不平等に関する他の問題を大いに活用した。

残念なことに、国民の半数近くが人種差別的な女性差別主義者を再選することに投票したという事実、トランプに支持され旨い汁を吸った多くの候補者は、将来的には好ましくない。これらは全て環境に深い影響を与える問題なので、国民として国として、もっと良い行いが必要だ。

4 抑圧

人々は投票するのが好きだ。パンデミックの真っただ中にあっても、今年は記録的な数字が出た。しかしながら、今回の選挙で使用された29の共和党の投票抑制手法がなかったら、さらに何票か上積みされ、何レースかに異なった結果をもたらした可能性を、誰が知るだろうか。

だから共和党員よ!市民が民主的な義務を果たさないようにするのはやめなさい。フェアプレーができないなら、ゲームから離れなさい。そして、その間にパンデミックや気候変動に関連した科学を抑圧するのをやめなさい。

皆さん:背後に気をつけて。共和党が任命した連邦主義協会の忠実な裁判官たちは、今年の投票訴訟の多くについて判決を下した(まだ判決を下す可能性がある)。彼らはまもなく、気候変動やその他の環境脅威に関する訴訟事件に係わることになる。

5 化石燃料

民主党は石油とガスに関するメッセージを改善する必要がある。補助金を廃止したり、連邦政府の土地開発を中止したりといった、まともな政策がいくつかあるが、それでも生活やキャリアの強制的な転換に脅える人々の不安を和らげることはできない。

化石燃料産業が地球や人々の健康を害するだけでなく、財政的にも破綻していることは明らかだ。それらの転換を早く行えば行うほど、「石油・ガス・石炭」がカードで組み立てた家のように倒壊しても、誰もが感じる苦痛は少なくなるだろう。

6 フェイクニュース

より広く言えば、メディアの状況は絶望的に二分されたままであり、国内の分裂は、政治から、新型コロナ感染症の安全対策や気候変動などの危機といった基本的な情報にまで及んでいる。それを変える必要がある。

この問題に対処するために、教育基準にはメディア・リテラシーの教育を含めるべきだ。そして、全ての大人が偽情報と偏見を見つける方法を学ぶことを奨励するべきだ(メディア・リテラシーウィーク2020が選挙の前週に行われたことが物語っている)。

ほとんどの人は、まず一つの政党に所属している、あるいは一つの政党から分岐していると自認し、次にその世界観を支持するメディアを選ぶ。しかしながら、右翼メディアは環境問題について、より多くの虚偽情報を広めることで悪名高いので、その締め殺しを解消する方法を見つけることが、分裂を埋めるのに大いに役立つだろう。

7  マネー、マネー、マネー

政治的支出を追跡するOpenSecretsによると、この選挙には汚い金が集められ、過去最高の140億ドルが費やされた。一方では、個人の寄付が驚くほど増えている。それはいいことだ。しかし、企業とPAC(政治行動委員会)は候補者の財源に(直接的またはキャンペーン支援のため)現金を注ぎ込み、そのほとんどが露骨な不正なキャンペーン広告に使われているように感じた。

それらの寄付の最終的な費用はいくらか? 特別な関心は手を差し伸べて戻ってくるだろうか。政治的通路の両側にある、これらのお金のほとんどは公的記録から隠されている。確かにそれは以前にもあったことだが、私たちは知る由もないだろう。私たちが経済を変革し、地球を救うためには状況を変える必要がある。

(therevelator.org)

https://therevelator.org/environmental-takeaways-2020-election/

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