密漁船をアフリカのロアンゴ国立公園で逮捕

シーシェパードのホームページで、8月14日、グローバル・キャンペーンディレクターのピーター・ハマーシュテット氏が、ガボン・ロアンゴ国立公園での密漁船逮捕の功績を記した。

「カバサーファーの地で密猟容疑によって差押えられた漁船」

7月24日、アルバコアIV作戦(密漁等に取り組むガボン政府とシーシェパード間の共同活動)の一環で、シーシェパードの所有船舶“Bob Barker”が、ガボン国立公園の港入りし、国立公園庁が、ロアンゴ国立公園内の保護された海域で不法に操業していた漁船“Guoji 827”を拿捕(だほ)した。

ロアンゴ国立公園は、波のパワーを利用して海岸線を移動するカバの習性から、「カバサーファーの地」と呼んだナショナル ジオグラフィック協会専属探検家のマイク・フェイ氏とカメラマンのマイク・ニコルズ氏によって有名になった独特の野生生息地です。

そこは象、カバやゴリラが野生のビーチで共棲しているのを見ることができる世界でも有数の場所です。

漁船“Guoji 827”は、4回にわたってロアンゴ国立公園海域に入ったのを遠隔監視技術にで発見され、ついにガボン当局が逮捕状を発付することになりました。

その後まもなく、ガボン国立公園庁(ANPN)に配置された沿岸船舶傍受警備員によって、逮捕状を執行し漁船を拘束しました。

漁船“Guoji 827”と20トンの密漁水産資源は、現在ジャンティ港(ガボン)に拘留中です。

アルバコアIV作戦の成功は、シーシェパードとガボン政府の3機関間の相乗効果と協力によるものです。

漁船“Guoji 827”は姉妹船によってシーシェパードの所有船舶“Bob Barker”が港に停泊していたのを知っていた。

今回の逮捕によってガボン政府の「環境警備員・海兵隊員と漁場視察官が24時間体制でガボンの海中公園を用心深く見守っている」という強いメッセージを密漁船の船長たちに送ることに成功した。

シーシェパードは、ガボンのパートナーにそのユニークな海洋野生生物の継続的な保護と密漁船の逮捕についてお祝いの言葉を伝えた。 (seashepherdglobal.org)

https://www.seashepherdglobal.org/latest-news/trawlerarrestedpoachinggabon/

赤道直下のアフリカ最後の楽園ともいわれているガボン共和国ロアンゴ国立公園の密漁船逮捕についてです。

シーシェパードというと過去に日本の調査捕鯨船給油中に体当たりしてきたり、捕鯨船に不法侵入したりと過激な行動で知られています。

本来の活動目的は、「海洋環境や海洋生物の保護」という1977年に設立された米国籍の国際非営利組織です。

パタゴニア(米国のアウトドア用品) 、クイックシルバー(米国のサーフィンやスノーボード用品)、LUSH(英国の化粧品)等の企業や大女優のブリジット・バルドー、ローリング・ストーンズのミック・ジャガー、俳優のショーン・ペンらのセレブが支援しており、捕鯨船に体当たりして沈没させるなどの過激なパフォーマンスが支援者を喜ばせ、さらなる寄付を集めるという図式があるようです。

シーシェパードの創設者であるポール・ワトソン代表には、日本から「調査捕鯨を妨害した容疑」、中米コスタリカからは違法サメ漁の映画撮影中に「コスタリカ船舶を妨害した容疑」でそれぞれ逮捕状が発付されており、国際指名手配中(わが国法務省はシーシェパードの主要メンバー入国を拒否)です。

今回逮捕された漁船“Guoji 827”について、ロイドレジスター(英国ロイド船級協会)で検索(https://www.lr.org/en/lrofships/)してみましたがヒットしませんでした。

ロイドレジスターには、タンカー、コンテナー船、漁船やヨットに至るまで登録してありますが、地球上の全ての船舶が登録されているわけではありません。

たとえば、フル・コンテナー船の“Maersk Atlantic”で検索しますと建造年が1999年8月、香港フラッグで、Maersk Shipping Hong Kong Ltdが所有者、IMO№が9175808であることがわかります。

船齢が20歳を超えているので、海上輸送にはAP船(Overage Additional Premium: 船齢割増保険料)の割り増しが課せられるとか、いろいろ推察できます。

ガボンまで航海し密漁を行う“Guoji 827”の国籍が知りたかったですね。どなたかご存知でしたら教えてください。

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