
韓国の総合ニュース通信社、「湧き出るニュースの泉」をめざすニュースピムのウェブサイトで、3月31日、オ・ヨンサン氏が志村けんさんの訃報で緊張が走った列島事情を記事にしました。
【コロナ19】日本で有名お笑い芸人の死亡に緊張走る
社会的距離を置くことを実践するか
日本の有名コメディアンで俳優、MCの志村けんさん(70歳)が29日、コロナ19で亡くなった。テレビでおなじみの人物が確定診断を受けてから1週間も経たないうちに死亡し、日本国内では改めてコロナ19に対する警戒心が高まっている。
日本経済新聞は30日付で、感染拡大の懸念が日々高まる日本社会に、志村さんの死は改めてウイルスの恐怖を実感させたと伝えた。
平気すぎた日本国民
これまで日本はコロナ19を気にしなさすぎると批判されてきた。政府は東京オリンピックを意識したためか積極的に検査を行わず、国民は世界的な常識となった「社会的距離を置くこと」に無関心だった。
3月26日、ニューヨークタイムズは日本の市民は依然として混雑する地下鉄で通勤し、公園に集まって花見をし、繁華街でショッピングや食事をし、居酒屋では寄り添って飲酒を楽しんでいると指摘した。
日本経済新聞は27日、桜が満開だった今月20日から22日まで、上野公園を訪れた人は、先週末に比べて4倍以上に増え、銀座の流入人口も3月第1週には1月中旬の60%程度に過ぎなかったが、第3週には80%まで回復した。
ついに日本の厚生労働省は、最近東京内のコロナ19確定診断者の急増について、バーやクラブなど深夜飲食店で集団感染が発生している可能性を提起した。厚生労働省クラスター対策班は30日、感染経路不明の確定者を対象に動線を分析した結果、深夜クラブやバーなどで集団感染が形成された可能性を明らかにした。
これを受けて、都知事の小池百合子氏30日夜、緊急記者会見を開き、深夜に風俗店などの出入りを自粛するよう要請した。また、若者はカラオケボックスやライブハウス、中年層にはバーやナイトクラブの出入りを自制してほしいと述べた。
私も確定診断者という発想転換が必要
東京など大都市を中心に確定者が急増し、ロックダウン(東京封鎖)が差し迫っているという観測も次第に現実味を帯びている。同誌の取材によると、日本の金融庁は27日、各金融機関にロックダウンに備えた具体的な代案を提出するよう指示した。
日本金融業界のある関係者は「先月から当局と業界の間でコロナ19対応案が話し合われたが、最近ロックダウンの話が出てきて具体的な案を提示するように言われた」と語っている。
しかし、都市を封鎖するより先に必要なのは市民の姿勢だというのが大方の見方だ。「感染しない、感染させない!」という姿勢を基本に据え、社会的距離を置くことなどを積極的に実践すべきだ。
京都大学ウイルス再生医学科研究所の宮沢孝幸准教授は「封鎖の危険が解除されても人々の行動が変化しなければ何度も繰り返される」とし、まず必要なのは意識改革であることを強調した。
国民的コメディアンと呼ばれた志村さんの切ない死が、日本人の社会的距離を置く実践に火をつける触媒になるか、見守ってみたい。
(newspim.com)
新型コロナウイルスの感染封じ込めをめぐって、ドナルド・トランプ米政権は優先的戦略として社会的距離の確保(ソーシャル・ディスタンシング)を重視しました。The Wall Street Journal(3月30日)によれば、今後数週間で国を開放することを望んでいると前置きし、4月の終わりまでの30日間、政権の社会的距離の確保ガイドラインの延長を発表したばかりです。
「社会的距離の確保」とは、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために常に他者と安全な距離(2メートル)を保って、職場、学校、お祭り、コンサート、図書館、公民館、公共交通機関などの人が集まる場所をできるだけ避けることを推奨しています。
ローマのテスタッチョ・マーケットである男性が「社会的距離」を実践するために半径2メートルのドーナツ型ダンボールを被って登場して話題になりました。2メートルの距離を保つことがとても難しいことがわかります。
【 イギリス政府のコロナ指針 】
・外出するときは、人から常に2メートル離れていなさい。
・家に帰ったらすぐに手を洗う。
・他人、友人や家族にも会わないこと。症状がなくてもウイルスを広めてしまうことがある。
「半径2メートル段ボール」はいいアイデアでした!
コロナコロナの世界では、社会的距離、大切ですね。
この人口密度の高い日本で、いま現在の死亡率の低さ、死亡者数の少なさは、それにしても摩訶不思議です。
ハグなどし合わない生活様式、靴のまま家に入らない、マスク文化が根付いている……
一説には、BCGの強制接種が奏功しているとか……
とにかくひととの接触を避けるということを実践したうえで、急激に死亡者が増えて来ないことを祈るばかりです。
コロナ禍、死亡者激増のイタリアであのユーモアで商店街の人々を和ませようとしたのでしょうね。コロナに対する日本の対応は確かに摩訶不思議です。推移を見守りましょう。