桜を見る会 「シュレッダー処分者」は障がい者の反響

ニューヨーク・タイムズは、12月4日、安倍首相の「桜を見る会」を巡る不適切な対応を記事にしました。

安倍総理は、「桜を見る会」の資料をシュレッダーにかけた請負勤務者が障がい者だったと述べ非難された

日本は12月4日水曜日、オンライン上で怒りを爆発した。安倍首相は「プライバシーの尊重」のために「桜を見る会」の招待客資料を開示しないと議会で説明し、資料をシュレッダーにかけたのは障がい者だったと述べた。

野党議員たちは安倍氏が、毎年恒例の「桜を見る会」への招待で支持者をもてなしたと主張し、前夜祭で支持者の費用を一部負担し、公職選挙法に違反しているかもしれないと批判していた。

今年の「桜を見る会」の招待客リストが、野党議員がそれを求めた当日にシュレッダーにかけられた理由についても疑義が生じている。安倍首相は不正行為を否定し、タイミングは偶然であり、招待客の名前がプライバシーを侵害すると明言した。

火曜日の国会答弁で安倍首相はこの説明を繰り返し、「担当の障害ある請負業者の勤務スケジュールのため」をシュレッダーにかけられたときに追加した。安倍首相のこの説明はソーシャル・メディアで炎上し、水曜日に日本のツイッターでトレンド・トピックとなった。

「おい!氏名は出していないものの個人情報を明かしているだろう?」とTonas Reigestsuinは書いた。 障害のある労働者を盾にしたとして安倍首相を非難した者もいた。「安倍首相は最悪だ。労働者の勤務スケジュールを説明しようとしたのだろうが、なぜ障がい者の一言を入れなければならなかったのか」とある人は付け加えた。

菅義偉官房長官は定例記者会見で、安倍首相が「障がい者」と言及した理由について、シュレッダーをかけた時期について、議会で繰り返された質問に応えていると述べた。「簡単に作業するのに十分な時間があることを確認する必要があった」と彼は詳細を述べることなく付け加えた。

1年ほど前に、政府機関による障がい者の雇用実績水増しが発覚。3年前には「障がい者に生きる権利はない」と言い放った元介護施設職員(事件当時26歳)が、知的障害者福祉施設で19人もの障がい者をベッドの中で刺し殺してしまった。これらの事件が、この国の障がい者に対する姿勢を象徴しているという人もいる。

Mia Doiは、ツイッターで「障がい者がそれをしたと言うことは、それは仕方がなかったということを意味しています。シュレッダー廃棄は請負勤務者が障がい者だったために起きたと言いたいのです」、「このコメントは偏見があり、人々を見下している。首相は障がい者を間違いを犯す人々だと考えていることを示している」と呟いた。

(ロイター通信のエレイン・ライズ氏と金子かおり氏による報告を、リンカーン・フィースト氏が編集した記事)

(nytimes.com) https://www.nytimes.com/reuters/2019/12/04/world/asia/04reuters-japan-politics-abe.html?searchResultPosition=1

11月8日の参院予算委員会で、共産党の田村智子議員の発言から火がついた桜を見る会疑惑ですが、事態は予期したより深刻なものであることが分かってきました。

2015年桜を見る会では、預託商法で多大な被害(被害者数約7000人、被害総額約1800億円)を出したジャパンライフ元会長を招待していました。この招待の半年前に、消費者庁が政治圧力によってジャパンライフへの立入検査を取り止めていたのです。

ジャパンライフは招待状を大々的にアピールし、消費者を信じさせ破綻前の荒稼ぎによって被害拡大を招いてしまいました。2015年には、消費者庁担当部署の課長補佐がジャパンライフに天下りしていたことから、同社に対する検査や指導が甘くなった疑惑も報道されています。

安倍首相は、都内の講演(12月13日)で「一昨年と昨年はモリカケ問題、今年の春は統計の問題、この秋は桜を見る会。政策論争以外の話に多くの審議時間が割かれてしまっていることを国民の皆様に大変申し訳なく思っております」と述べておりますが、招待客名簿等をシュレッダーにかけたなどと隠す方向ではなく、招待客名簿や招待客が誰に招かれたかを示す区分番号の関連資料を提出さえすればよかったのです。

ご飯論法

昨年、安倍政権の国会答弁における「ご飯論法」なるはぐらかし手法が有名になりました。「はぐらかし」や「論点ずらし」のため、ご飯論法を多用する不誠実な国会答弁があまりにも目立つようになったからです。

ご飯論法は法政大学キャリアデザイン学部の上西充子教授のツイートからブロガー・マンガ評論家である紙屋高雪氏が命名しました。加藤厚生労働大臣の答弁を、上西教授が、ごはんにたとえて以下のツイートしてヤフー記事でも公表したところ、紙屋氏が「ご反論法」と命名し、上西教授がハッシュタグをつけて普及しました。

問「朝ごはんは食べなかったんですか?」

答「ご飯は食べませんでした(パンは食べましたが、それは黙っておきます)」

問「何も食べなかったんですね?」

答「何も、と聞かれましても、どこまでを食事の範囲に入れるかは、必ずしも明確ではありませんので・・」

嘘や隠し事の多い安倍首相ですが、「障がい者がシュレッダーにかけた」も嘘ではないでしょうか。政権が隠蔽したのではなく個人(しかも弱い立場の障がい者)がシュレッダー処分したことにして、矛先を変えようとしたのではと勘ぐってしまいます。皆さんはどう思われます?

2 thoughts on “桜を見る会 「シュレッダー処分者」は障がい者の反響

  1. まったくそのとおりです。
    安倍という薄っぺらな首相の「嘘や隠し事」、権力の濫用には凄まじいものがあります。
    数日前には、伊藤詩織さんの民事勝訴判決が。
    卑劣卑怯なことこの上ない山口敬之とは対照的に、なんと立派な、こころに真実を持った、冷静な、意志の強い女性だろう。これからの日本のリーダーのひとりにまちがいなくなる女性だと強く感じるとともに、
    この若さで、ここ数年の困難の雨霰に立ち向かった、多勢の卑劣漢やら嘘にまみれた権力やらいい加減なネット民の批判やらを相手にしての、彼女のご苦労を思い、落涙するを禁じ得ませんでした。

  2. 「権力の濫用には凄まじいものがあります」←すでに検察が安倍一味に丸め込まれているため、①森友・加計、②甘利賄賂1200万円等、③高市議員所得税法・詐欺罪疑惑、④上級国民池袋ひき逃げ殺人事件、⑤関電金品受領問題・・・・これらは種々の疑獄や事件の一部にすぎませんが起訴さえされていないのです。官僚らや大手メディアは安倍首相の嘘や逃げ切りに加担する応援団のような立場に堕ちぶれています。そんな中で、卑劣な権力による嫌がらせ、セクハラ2次被害、誹謗中傷に耐え勝訴した伊藤詩織さんは、この国の膿を一時的に払拭した希望の星です。これからも伊藤詩織さんのような勇気を応援していきましょう。

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