気候変動による干ばつ被害深刻 ボツワナ共和国

バングラデシュの首都ダッカ本拠のビジネスニュースサイト「ビジネススタンダード」で、9月4日、モノラル・ブイヤン氏(ダッカ大学マスコミュニケーション・ジャーナリズム修士、プレスフォトのカメラマン)が気候変動に伴うボツワナの惨状をフォトと記事にしました。

アフリカ南部の内陸国ボツワナにとって今年の干ばつは、今迄以上にとりわけ過酷なもので、湿原・川・ンガミ湖が乾きあがり、どろどろのヘドロ水になってしまっています。記事や写真からは、野生動物が死滅していくことを防ぐ手立てはないようです。

アフリカから気候災害の印象的な写真の数々

これは、気候変動で残酷な犠牲を払っているボツワナのカラハリ砂漠北部、内陸湖のンガミ湖で見た光景です

大気のほこりにもかかわらず、湖岸の村には牛がいません。

蜃気楼の遠く先に漁師たちのわずかな小さなテントしかありません。

貧しい村民は、今や西側の思慮のない欲望と拒絶のインパクトに無力な傍観者となっています。

これは、ボツワナ経済の主力である牛と観光産業を脅かす深刻な干ばつの結果です。

南部アフリカの国は、干ばつが起こって以来、野生生物と牛の文化を続けるのに奮闘しています。

ボツワナはすでに干ばつの傾向があり、気候変動が長い干ばつや降雨パターンの変化など、国の多くの変化に起因しています。

国家レベルでは、ボツワナは著しい水不足を経験しており、水の国内供給を増加させるための盆地間の水移動を近隣諸国に依存しています。

ASSAR(半乾燥地域の規模適応)による2018年の分析では、ボツワナでは、1.5°Cの地球温暖化により、産業革命前のベースラインである2.2°Cを超える平均気温上昇がもたらされます。

2.0°Cの地球温暖化で、ボツワナは2.8°Cの温暖化を経験します。1.5℃の地球温暖化では、ボツワナの年間降水量は5%減少し、2.0℃の温暖化で年間降水量が9%減少します。

約300頭のカバ、オカバンゴ湿原、タマラカネ川およびンガミ湖のどろどろの水に閉じ込められています。

38,000頭以上の牛、カバ、その他の野生動物が「水」をンガミ湖に依存しています。ところが、今はハゲタカが湿原に点在する死んだ牛の死体を食べています。

昨年末に発表されたグローバル持続可能性レポートは「2019年の気候変動危機がボツワナを2015~2016年のエルニーニョ効果(1950年以来最強)の影響を上回る無防備な領域に押し込む恐れがある」と警告しました。(中略)

野生生物および国立公園局長代理のモエミ・バトシャバン氏は、「この干ばつは近年南部アフリカ地域がこれまでに直面した最悪の事態の一つです。干ばつは特に北部で、野生生物と人間に危険をもたらします。

大きな問題は、特にカバ、ワニなどの水生動物に水を供給していたオカバンゴ湿原が枯渇していることです」とメディアに語りました。

オカバンゴ湿原は、ボツワナ北部の広大な内陸河川デルタです。広大な草が茂った平野で知られています。この平野は季節ごとに浸水し、緑豊かな動物の生息地になります。

(tbsnews.net)

https://tbsnews.net/environment/tragedy-ngami-lake-land-dries

ボツワナの国土は約60万370㎢で、人口密度は3人/㎢です。

わが国は37万7974㎢、人口密度は335人/㎢です。 国土面積は日本のおよそ1.6倍もありますが、ボツワナの人口は約203万人で札幌市の人口195万7千人(2019年6月統計) に匹敵します。

気候変動は肥沃だった広大な大地を、短期間で不毛地帯に変えてしまうほどの影響力を有しています。

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