多くの若い人の頭蓋骨に角状突起物

                        (freepik.com)

Sci-News.com(科学に関する最新ニュースを提供する独立系サイト)で、6月26日、若者の頭蓋後部に突出した骨が出現し始めていることが報告された。

サンシャイン・コースト大学科学者らの研究によると、若い人々は、悪い姿勢によって、頭蓋骨の後ろに角状の突起物を形成し始めている。

2016年に、サンシャイン・コースト大学の研究者デビッド・シャハーズ氏とマーク・セイヤーズ氏が218人の若いオーストラリア人(18~30才)のX線画像を分析した結果、41%に後頭骨突出部(EEOP)があることがわかった。

彼らのより最近の調査(Scientific Reports誌で発表)では、EEOPが高齢者より若者の間で一般的であることを示した。

大きな骨の異常成長は、骨格への長期負荷から生じた高齢患者に限ったものだった。ところが、今回は驚くべきことに多くの若い人々の間にEEOPを発見した。

これは筋骨格系退行性が、若い年齢から静かに進行することの証拠だ。

一般的に骨の異常が形成されるのは何年もかかり、高年齢者に見られていたたため、今回の調査結果は驚くべきものであった。

ほとんどの場合、骨の尖った突起は2~3mmという計測結果だったのが、このたび若い人達に10~30mmの突起を発見したのだ。

MRIスキャンと血液検査を含む更なるテストは、骨成長が「遺伝的要因または炎症の結果」という可能性を否定した。

調査結果は、悪い姿勢による早期に静かに進行する骨と関節損傷に警戒を促し、ハンドヘルド技術を使った姿勢の矯正を通した予防介入の必要性を強調した。

「長期間、最新のテクノロジーを使うために、前方に動いた頭の重さによって筋腱付着部への増大した負荷が原因であると仮定した」

「増大した負荷は、腱と骨との接点に改造を促し、骨上の腱のフットプリントは、頭蓋骨表面積により広く荷重を分散させるために大きくなる。これは突起が問題でないということです、突起は持続した長時間の悪い姿勢の結果です。それは、たいへん簡単に修正することができる」とデビッド・シャハーズ氏は述べた。

(sci-news.com)

http://www.sci-news.com/medicine/young-people-enlarged-external-occipital-protuberance-07325.html

本記事から、「外出先だろうと屋内だろうと、スマホやタブレットに見入る人々」を想像した人は多いのではないか。

長期間の悪い姿勢が、骨の異常形成を誘発しており、その異常形成にさほど年月は要しないということだ。

現在人の顎は、だんだん細くなっているという。昔の食生活に比べ、現代の食生活はあまり咀嚼しなくても良い加工食品、穀物、野菜が中心となった。そのため、噛む強度や回数が減り、顎が退化してきた結果だ。

顔だって日頃の生活習慣によって徐々に変わってしまうのだ。

2 thoughts on “多くの若い人の頭蓋骨に角状突起物

  1. 「本記事から、「外出先だろうと屋内だろうと、スマホやタブレットに見入る人々」を想像した人は多いのではないか。」

    まさに当方もそのように想像しました。
    その「角状突起物」に、人体解剖学における名称が付けられてしまうのも、そう遠い未来ではなさそうです。

  2. そうなれば、新しいツボもできるかもしれませんね。風池の付近でしょうか。

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