貧しい子供たちに日陰を!

The SaltWire Network In(カナダハリファックス)のポータルサイトThe Chronicle Herald で、8月14日、リンダ・キャロル氏が、貧しい子供たちの校庭は日陰が少なく、紫外線による健康被害の可能性が高いことを報じた。

(ロイターヘルス)貧しい子供たちの占める比率が高い小学校は、子供が休み時間を過ごす校庭において、日陰になる場所が少ないことを、米国の研究が明らかにしました。 

JAMA Dermatology(米国医師会の医学雑誌)によれば、研究者がセントルイスの小学校において、助成を受けた給食の受給資格を持つ子供たちの増加に伴って、陰(特に森林)の安定した減少を発見しました。

その結果、貧しい子供たちは太陽の有害な光線をより浴びてしまうと、研究の筆頭者であるセントルイスのワシントン医科大学の医学生であるジョリー・ポッツ氏は述べました。

紫外線暴露は累積的なので、遊び場にある日陰は重要です。

加齢により紫外線暴露量が増して、皮膚がん(メラノーマを含む)にかかる危険性が高まります。生涯の紫外線暴露のおよそ半分は幼少期にため込みます。

つまり特に、幼少期の紫外線暴露防止が重要になります。

遊び場の十分な日陰は「特に色白の皮膚で、それらを含む太陽に影響されやすい子供、全身性ループスのような症状をもつ子供や、太陽光線により敏感になる薬を飲んでいる子供を即座に守ることができます」とジョリー・ポッツ氏がメールで回答した。 (中略)

コロンビア大学メディカル・センターのジョイス・プレスリー准教授は

「親が高収入の学区は、より良い運動場施設や機器、より多く改善やリフォームがなされた運動施設や機器を有し、地面にはより多く地被植物(芝、コケ、シダなど)が被っています。

高収入学区と同じくらいの日陰が低収入の学区にないという事実は驚くべきものでありません」

「森林は夏季の熱冷ましにとって重要なので、多くの校庭の森林不足は不幸なことです。森林の増減によって、脱水症状や高温暴露においても違いが生じます。植樹によって状況を改善したい学区は、林業プログラムと公共庭造りクラブを組むことを考えるかもしれない」と述べ、

「より費用をかけなくてもできる方法があります」と最後に付け加えた。

(thechronoicleherald.ca) https://www.thechronicleherald.ca/news/world/poorer-kids-may-have-less-shade-in-their-schoolyards-341404/

貧しい子供たちの校庭は、日陰が少なく紫外線暴露による健康被害が懸念されるという。

「紫外線暴露は累積的なもの」というのは初耳でした。

まるで、「人間一生に飲める酒量は限られている」と知ったたときのショックです。「肝臓が一生で処理できるアルコール量は男性500kg、女性250kg」https://www.news-postseven.com/archives/20120923_144548.html と南雲吉則医師が答えています。

たいへんわかりやすくていいですね。

ビールなら中瓶4本を毎日飲み続ければ14年で限度に達し、「お迎えがいらっしゃるかもね」というものです。女性が男性の半分というのも酷いですが・・・・

親が低所得であれば「日陰のない照り返しの校庭で育つことが多い」というのは、ほんの一例です。

親が低所得のために、低い栄養で育ち不健康や肥満につながる。

低い教育環境、教育投資ができないために低学歴で終わる。

親の社会経済的地位によって、様々なハンディが生じているのは避け難い事実です。先進国であるなら、なおさらそのハンディを埋めるための政策が求められます。

貧困と連鎖するのが、子供の肥満度という研究があります。 研究ノート№217 子どもの頃の家庭環境と健康格差:肥満の要因分析 東海大学講師 李 青雅 http://www.ipss.go.jp/syoushika/bunken/data/pdf/19857406.pdf 当研究ノートには、親の社会経済的地位(SES)が低い親の子どもは成人後に肥満になる確率も高いことが記されています。

教育に関しても、「偏差値の高い学校の親は高額所得者が多い」というはっきりとした相関関係が示されています。 東大生の親の6割以上は年収950万円以上(2018年9月5日) 舞田敏彦教育社会学者 https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/09/6950.php

2 thoughts on “貧しい子供たちに日陰を!

  1. 「生涯の紫外線暴露のおよそ半分は幼少期にため込みます。」

    これにも驚きました。
    子どもたちには気をつけてやらねば。
    色白の子どもであればなおさらのこと。

  2. 昔より太陽からの紫外線やアスファルトやコンクリートからの照り返しが強くなっていますね。ぜひ、お子様らの皮膚を守ってください。

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