金正恩の白馬騎乗は何を暗示?

CBS(基督教放送)ノーカットニュース・サイトで、10月17日、ジャン・ギュソク特派員が、金正恩委員長の白馬騎乗による白頭山登頂について米国の対応とともに報告しました。主要な内容を次のように記しています。

米国デービッド・スティルウェル国務次官補「核よりも、米国が北朝鮮にとって安全」

平壌(ピョンヤン)朝鮮中央通信=聯合ニュース 金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が白馬に乗って白頭山(ペクトゥサン)の山中を進む様子を捉えた写真が公開されて、北朝鮮の対米交渉路線に変化があるのではないかという観測が出てきている。

北朝鮮朝鮮中央通信は韓国時間で16日、金正恩委員長が白馬に乗って白頭山(ペクトゥサン)の三池淵(サムジヨン)に上がった姿を公開した。

さらに、金正恩委員長が米国を衛兵とする反共和国敵対勢力によって、わが人民が強いられてきた苦痛は、今やわが人民の怒りに変わったとし、自力更生を強調したと報じた。

ロイター通信とCNN、ワシントンポスト、ニューヨーク・タイムズなど外信は金正恩委員長が重大決定を下すたびに白頭山(ペクトゥサン)、三池淵(サムジヨン)を訪れた点を上げて、今回の行動がこれまでの対米路線が変化することを暗示する前兆ではないかという見方を出している。

金正恩委員長が北朝鮮の政策路線変化を暗示した中で、一部では北朝鮮が一種のレッドラインと設定された大陸間弾道ミサイル(ICBM)の試験発射に乗り出すのではないかという憂慮まで出ている。

しかし、米トランプ政権はこれまでの「対北朝鮮圧迫の中で交渉」の基調を維持していく方針を再確認した。 また、交渉で北朝鮮の安保利益を議論している点も強調した。 デービッド・スティルウェル国務次官補(東アジア・太平洋担当)は16日(現地時間)、米上院外交委東アジア太平洋聴聞会に出席した席で、対北交渉関連の進展があるのかとの共和党のコリー・ガードナー議員の質問に、交渉による関与が現在の私たちに最もよく適した立場だと回答した。

その上で、スティーブン・ビーガン(米国務省)対北特別代表が関与作業を続けており、交渉を通じて北朝鮮の安保利益を(韓国が)考慮するという点を再確認させてくれることで、北朝鮮が交渉のテーブルにつくように努力していると説明した。

デービッド・スティルウェル国務次官補は「このような過程が一気に解決されるわけではないが、過去よりもより良い軌道に乗っており、我々は北朝鮮が引き続き対話を続けるよう勧告する必要がある」とし、「われわれが送るメッセージは、北朝鮮の安保利益について議論しながら関与しているということだ」と述べた。

また、米国が米軍を撤退させ、トルコがクルド人のいる北シリアを攻撃するようほう助したという指摘もあり、「これが北朝鮮にも影響を及ぼすのか」というガードナー議員の質問が相次ぐと、スチールウェル次官補は「北朝鮮がひたすら考えているのは北朝鮮だ」と一蹴した。

(nocutnews.co.kr)

https://nocutnews.co.kr/news/5229042

今年6月に大阪で開催されたG20大阪サミット(6月28~29日)直後、ドナルド・トランプ米大統領は6月30日、板門店(韓国と北朝鮮を隔てる軍事境界線)で北朝鮮の金正恩労働党委員長と会談を行いました。

韓国のトランプ大統領に同行した文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、急遽行われた米朝首脳会談について「非核化と平和について朝鮮半島の8000万人が希望を与えられた」と会談成果を述べています。

G20の議長国だったわが国の首相は、隣国でありながら、事前の通知も一切なく出し抜かれた上に蚊帳の外で終わりました。

この歴史的な米朝首脳会談以降、3ヵ月以上の間に北朝鮮はミサイルを18発、日本海に向けて発射していますが、米国に対して目立った挑発行為は行っていません。

北朝鮮のミサイル発射は、規則性があり、早朝に日本海に向けて概ね2発(過去に最大1日7発発射という例外あり)というものです。

米朝首脳会談以降のミサイル発射は、7月25日、7月31日、8月2日、8月6日、8月10日、8月16日、8月24日、9月10日、10月2日の9回で、現地時間午前5時~午前8時頃に日本海に向け20分くらいの間隔をあけて2発のミサイルを発射しています。

白馬の騎手は苦境に駆けつけて人々を救う英雄とされていますが、金正恩委員長の白頭山に白馬に乗ったパフォーマンスは一体なにを暗示しているのでしょうか。

当記事にあるように、米国本土が射程圏内に入る大陸間弾道ミサイル(ICBM)の試験発射に乗り出すとすれば、原発が54基もあるわが国にとってはかなりの脅威となります。

今までにも1993年5月26日能登半島の350km沖に落下、1998年8月31日 日本列島を横断して太平洋に落下、2017年3月6日 秋田県約300km沖に3発落下、能登半島約200km沖に1発落下しています。その後も日本海の排他的経済水域(EEZ)内に幾度か落下しているのです。

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