ERPでカバーするチェンジ・マネジメント

米国コロラド州グリーンウッド・ビレッジのパノラマ・コンサルティング・ソリューションズ(企業変革のための独立系システム・コンサルティング企業)が、5月20日、チェンジ・マネジメント(変革管理)の導入で失敗しないための秘訣を紹介した。

チェンジ・マネジメントは、早い段階で失敗のサインを認識することが重要だ。

サインとは、「プロジェクト・マネージャーが、エンド・ユーザーのニーズを理解していない」、「プロジェクトに参加していない人や、プロジェクトに関心のない人に悪影響を与える」、「管理者層が変革に抵抗している」などだ。

幸いなことに、これらの課題を鎮めるために使える活動を多く用意している。

1 ERP選択前のフォーカスグループ設置

ERP(Enterprise Resources Planning:会計・生産・販売・在庫・人事等を一元管理して有効活用する基幹系情報システム)パッケージを選ぶ前に、従業員のニーズを評価するためのフォーカスグループ(市場セグメントを代表する人を複数集めて、互いに意見を出し合って議論するグループ)を設置し、現行システムにおける従業員にとっての弱点を文書化する。

これら弱点の明文化は、執行部に新たな投資を確信させることを手助けする。フォーカスグループの設置は、従業員の賛同を得るのに効果的だ。従業員は、弱点がシステム投資によって解決されるのであれば、より積極的にプロジェクトに参加するだろう。

2 トップが見本を示す  

トップからチェンジ・マネジメントを開始するのだ。従業員はトップの行いをまねる。トップが変革を恐れているように見えれば、従業員も恐れる。

経営執行部からの情報は、チェンジ・マネジメント導入において一貫した支えとなり、明確な統一したメッセージに集中することで、従業員が十分に理解する。

3  全体像を示す  

全体を把握した上で、その構成要素を思考する執行部に対して、全体像を示すことが最も共感を得る。  

執行部が知りたいことは

・いかにコストをカットできるか、あるいはリスクを軽減できるか。

・いかに複数の部門に影響を与えることができるか。

・いかに主要な利害関係者に弱点を説明できるか。

・事業目標が、プロジェクトのゴールと連動しているか。

執行部は詳細を求めている。ERP導入による恩恵を具体的に挙げる。

コミュニケーションの改善、部門間の統合に役立つか。プロジェクトによる恩恵をできるだけ正確に定量化しなさい。

パノラマ・コンサルティング・ソリューションズは、恩恵の現実化計画を含めて、顧客がプロジェクトを推進することによる利益の実現化を追跡することができる。

4  教育のカスタマイズ

ERPベンダーの教材に加えて、従業員を教育する多くの資源がある。あなたは、それぞれの部署で、新しいビジネスプロセスにおける特別仕様の教育を設計することができる。

チェンジ・マネージメントは、コミュニケーション以上のものを要求する。

それは、フルチェンジ・マネジメントであり、執行部の支援と従業員の賛同を確保し、より重要な利益の実現化がある。

パノラマ・コンサルティング・ソリューションズは、顧客のチェンジ・マネジメントの始動がうまくいったかを確かめ、企業が見落としがちなすべての活動を計画し、実行をサポートすることができる。

(Panorama Consulting Solutions)  https://www.panorama-consulting.com/5-tips-to-avoid-change-management-failure/

「変革」と言えば、政治的変革、社会規範や法規範の変革、技術の変革、心理の変革など多様な要素が考えられる。

公共部門や民間大手企業のERPシステム実装等を支援しているパノラマ・コンサルティング・ソリューションズにとって、変革管理とは企業組織にかかるものだ。

変革管理とは具体的に、ビジネス・プロセス(購買管理、工程管理、品質管理、在庫管理、財務管理、人事考課、社内稟議・承認システム等)を変革し、ビジネス・プロセス間並びに部門間で整合性をもったアップデートを絶えず実施し最適化を図ること。

オンライン データを、解析・一元化し企業の意思決定プロセスの迅速化・最適化を図ることだ。

記事は「変革管理の導入期に大きな力を注ぐ必要性があること」、「組織の変革管理ツールだけでなく、個人の変革管理(教育のカスタマイズ)」に言及していることが新鮮だ。ERPも時代に合わせて進化している。

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