COVID-19ワクチン接種が始まった

メリーランド州ボルチモア拠点のジョンズ・ホプキンズ・医学(世界トップクラスの医大学、附属病院、研究施設を擁する)のウェブサイトで、1月8日、リサ・ロッカード・マラガキス医学博士とガボール・デビッド・ケレン救急医学教授が新型コロナ感染症(COVID-19)のワクチンについて報告しました。

COVID-19のワクチンは安全か?

最初のCOVID-19ワクチンの完成は、コロナ・ウイルス・パンデミックにおける主要な進歩となる。効果的なCOVID-19ワクチンは、ウイルスに接触した人々が病気になるのを防ぐのに役立つ。より多くの人々がワクチンを接種することで、家族や地域社会は徐々に通常の日常生活に戻ることができるようになるであろう。 (中略)

メッセンジャーRNA技術とは?

最初の2種類のCOVID-19ワクチンは、メッセンジャーRNA(mRNA)と呼ばれる新しい技術を用いて作成された。この技術はパンデミックの数年前から開発されており、コロナ・ウイルスの流行はワクチンメーカーにこの技術を使うチャンスを与えてくれた。

ウイルスに対するワクチンは、SARS-CoV-2(COVID-19のウイルス名称)のような特定のウイルスを警戒するように身体にメッセージを送ることで機能する。従来の方法では、死んだウイルスや弱体化したウイルスを使用していたが、これらは身体がウイルスを識別して、免疫力を高めるために体得したものだ。

この方法で新しいワクチンを作るには、数年かかってしまうのだ。mRNAを用いたアプローチは、これまでとは異なる。SARS-CoV-2のようなウイルスが身体に侵入すると、コピー機のようにウイルス自身を複写し始める。ウイルスのコピーは他の細胞に付着侵入する。

mRNAコロナ・ウイルスワクチンは、コロナ・ウイルスの一部分だけのコピーを身体内で増殖させる。このスパイク・プロテインは、ウイルスが細胞に付着して発病を促すが、それだけではCOVID-19を発症することはない。

コロナ・ウイルス用の新しいmRNAワクチンには、スパイク・プロテインのコピーを作るための指示書が含まれている。mRNAは研究室で合成的に製造される(ウイルスを直接採取するのではない)。人体に注射され、細胞の中で機能するために製造される。

細胞内では、mRNAはコロナ・ウイルスのスパイク・プロテインのコピーを作るように細胞に指示を出す。細胞がこれらプロテインを放出すると、免疫系はそれらを異物として識別し、それらを破壊する(COVID-19を引き起こすプロテインとウイルスを検出して抗体を作る前ではない)。

ワクチン接種後に、生きたコロナ・ウイルスが身体に入ると、免疫系はスパイク・プロテインを記憶していて、コロナ・ウイルスを攻撃するので、コロナ・ウイルスが増殖してCOVID-19に罹ることはない。mRNAで作られたワクチンは、死んだウイルスや弱ったウイルスで製造された従来のワクチンより、病気から人を守るのに優れているであろう。

(hopkinsmedicine.org) https://www.hopkinsmedicine.org/health/conditions-and-diseases/coronavirus/is-the-covid19-vaccine-safe

現在、ファイザー製ワクチンの緊急使用がアメリカで認可されています。このワクチンには、コロナ・ウイルスは含まれていません。当記事「メッセンジャーRNA技術」で製造されたワクチンは、体内で無害なコロナ・ウイルスのコピーを作るように設計されており、ワクチンからコロナ・ウイルスに感染することはありません。

COVID-19ワクチンとは

●ファイザーのCOVID-19ワクチンは2020年12月に認可され、老若男女、人種・性別を問わず約95%の有効性を示しています。初回のワクチン接種を受けた後、3~4週間後に2回目の接種が必要です。

●COVID-19ワクチン接種後も、従来の感染症対策(マスク着用、ソーシャルディスタンスを守る、頻繁な手洗いうがい等)を継続しなくてはなりません。ワクチンが有効でないと推定される5%の人が、COVID-19に感染したり、人にうつす可能性があるからです。

●COVID-19 ワクチンの開発者は、注射部位の痛み、発熱、筋肉痛、疲労感、頭痛などの副作用を報告しています。

●COVID-19ワクチンは、FDA(アメリカ食品医薬品局)の安全性と有効性の基準を満たし、EUA(緊急使用許可)を発することによって米国で利用可能になります。ワクチンの使用が許可されても継続的なモニタリングが行われます。

●今までのCOVID-19ワクチン試験において、深刻な安全上の懸念は報告されていません。エピペン(ハチ刺傷、食物アレルギー等によるアナフィラキシー緊急補助治療薬)を常に携帯しているような、重度のアレルギー反応(アナフィラキシー)がある人は、リスクを評価できる医師に相談する必要があります。

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